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◎無財の七施(むざいのしちせ)(中島正)

 人が交わりを創るためには、お互いに信頼し、信頼される関係が大切であろう。そのためには相手の話をよく聞き理解することから始まる。この考え方が現在のコミュニケーションの基本ではないだろうか。
 約2500年前に編纂された「雑宝蔵経」(雑法蔵経)という経典に「無財の七施」という教えがある。これは財力による施しでなく、ささやかな七つの行いで周りを幸せにする方法と説かれている。
七施を簡単に紹介すると
顔施(げんせ):貧しい人も、老人や寝たきりの病人でも、その笑顔をみせることによって
         周囲の人々を明るく幸せにすることが出来る。         
眼施(がんせ):慈しみに満ちた優しい眼差しですべてに接すること。温かい心は自らの目
         を通して相手に伝わる。  
言施(ごんせ):人を幸せにするには聞き上手が大切。思いやりのある態度で言葉を交わす。
身施(身だしなみ、清潔ということ)、心施(心くばり)、床座施(席を譲る)、房舎施(雨、風をしのぐ所を与える)の七施である。
 人とは笑顔で接しましょう、アイコンタクトで気持ちを伝えましょう、聞き上手になりましょう、などがコミュニケーションの基本だと理解しているが2000年以上前に書かれた経経典に、既に説かれているとは驚きだ。
 しかし、よく考えてみると驚きではないのかもしれない。科学は先人の業績を引き継いで、それをベースに積み重ね、さらに発展させることが出来る。人の心は誰でも自分で一から築いていかなければならない。心を引き継ぐことはできないのだ。人との交わりはどうあるべきか突き詰めて考えると時代を超えて同じ答えになるのかもしれない。
 先人の教えのなかにわれわれ現代人が学ぶべきことが多く秘められているのかもしれないない。

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