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◎「まいど!」の一言が聞きたくて」(平岡)

 以前住んでいた駅の近くには有名な老舗ラーメン店から暖簾分けされたお店がありました。
 前から気になっていたお店だったので、ある日、夫と二人でその店に入りました。

  そこではお昼の忙しい時間帯にも拘らず、食事を済ませたお客に店の主人は、顔をあげて
 お客の目をみて、「ありがとうございます!まいど!」 「ありがとうございます!」
 と一人一人に元気な声をかけていました。
  私たちが食べ終わり店を出て行くときも、「ありがとうございます!」と声をかけていただきま
 した。ラーメンにも店の主人の対応にも満足しながら外にでると、ふと夫が、「ありがとうって言
 われたけど、まいどとは言われなかったね。当たり前か、初めて入ったから。」「そういえば言
 われてないね」
 そして、その時二人に芽生えた共通の思いは、

  「あの主人にまいど!って言ってもらいたいよね~!」

  帰り道に早速作戦会議(?)開始です。

  (夫)「やっぱり『まいど!』って言われるためには、毎日通わないとだめかなぁ」
  (私)「いくらなんでもそれは難しいよね」
  (夫)「でもさ、できるだけ定期的に通おうよ」

 そして私たちは、なるべく予定をあわせ、仕事帰りや休みの日にそのお店に通いました。

  それから3ヶ月位経ち、いつものようにラーメンを食べ終え、お店を出ようとすると、ご主人の
 口から、私たちに向けて「ありがとうございます!まいど!」と 言う言葉が発せられたのです。
  外にでるやいなや、二人で「やった~!まいどって言ってもらえたー!」
 と手を叩いて喜び、お互いに意気揚々としながら家路につきました。
  その後も、引っ越すまで、店の主人の発してくれる一言をとても楽しみに、そのラーメン店に
 はちょくちょく顔を出していました。

  今おもえば、どうしてそんな一言のためにこだわり続けたのかわからないのですが、
 それほど、店の主人の心のこもった「まいど」のフレーズに心惹かれ、感謝の気持ち
 を伝えているご主人の姿に、私たちはラーメン以上にファンになってしまったのです。
 たかが「まいど」、されど「まいど」です。

  たまに美味しいラーメンが食べたくなると、店の主人の「まいど」の一言が聞きたいがために、
 お店に通いつめていた出来事を懐かしく思い出します。

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